18th WG
F-15C/D in 2016 
2015年に続き2016年も極東アジアの情勢は、某国の台頭で政治的にも軍事的にも不安定な状況の連続である。。その上、米軍の軍事的な空白地帯となっていた南シナ海の岩礁に 某国が次から次に要塞化をたくらんで島を作るというとんでもない行動に出たため、周辺アジア諸国も某国の軍事的野心に漸く気付き始め、平和ボケから覚めて真剣に対応策を考えなければいけなくなった。こういう時、結局頼りになるのは米軍しかいないのである。

米軍がフィリピンからの撤退後 南シナ海までカバーできる戦力は極東の嘉手納基地にしかなく、 唯一の拠点なのだ。朝鮮情勢が緊迫すれば18thWGは、南シナ海へ展開する余裕はないが、「いつでも出て行けるぞ!」と後方から睨みを利かす場所として 嘉手納基地はますます重要になって来た。
 嘉手納基地そのものは、地元の反対運動の影響もあり 以前に比べ飛行時間も 航空機の数も少なくなっているが その戦略的価値は、日本にとっても東南アジア諸国にとっても軍事的に計り知れないほど大きい存在なのである。
(2016/4月記)
↓ 下写真は、少し時間が戻るが 2016年1月19日に 嘉手納R/W05 ライトでの着陸シーン。拡大してみた。
2016年4月12日 10:05 それまでデルタから空軍駐機エリアに曲がっていた機体ばかりだったが この日の朝は、雨のせいかエコーまで転がった。ランウェイエンドが工事で抜けられないため 海軍機駐機場を経由して デルタまで戻り駐機エリアに向かう。めったに見れないシーンである。
上の写真は、撮影時にひやっとした。視界の悪い雨模様の中F-15が離陸して行ったが、鳥の群れが彼らをさえぎるように飛んでいた。エンジンに吸い込まれたら大きな事故につながり どの基地、飛行場でも鳥対策は重要である。
Wings
2016年の嘉手納初回訪問は、1月20日から3日間。オハイオのF-16がグアムへ移動して アラスカのF-22 F-16が大挙して嘉手納に飛来したピークとピークの谷間に行ったことになる。2度目は、4月9日から3日間 ここでも雨にたたられ苦戦したが R/W工事の為 意外な場面に出くわして F-15については、成果もあった。この2回の嘉手納行を纏めて整理してみよう。
もっとラッキーなのは、翌13日午前中 風が南風になり R/W23 ライト上がりとなった事。F-15C/Dは、皆 目の前を転がってくるので 何年ぶりかのシーンを楽しめた。
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2016年4月13日 午前中 風は、幸運にもR/W23 訓練を終えて戻って来たF-15が 低空でパスを行う。
 雲が垂れて天気が悪いと パイロットの心境として 早く雲を突き抜け上昇したいと考えるのではないかと勘ぐったが 離陸時低空飛行で グイグイ引っ張るパイロットが多い。2016年4月11日 13:50 午後最初のフライト。
1/125秒で流し撮り 5機上がったF-15の内 最初の3機だけがABを使用して離陸した。
タッチダウンの瞬間に発生するタイヤと滑走路の摩擦煙。 滑走路は、定期的にメンテをしなければ ゴム粕がこびりついてしまうのだ。
この時の嘉手納基地は、67thFSの14機ほどが アラスカ エルメンドルフ基地で開催されたレッドフラッグで出かけていた為,フライトの中心は、黒い吸血鬼ばかりである。赤の闘鶏は、67thFSの隊長指定機のみ。